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エルメス(Hermes) カデナ
エルメスのカデナはその名の通り南京錠のことで、昔はバッグの中身がよく盗難に遭うということで利用されていたようです。
エルメスは19世紀からの老舗ですから、そんな時代考証もよくわかります。
現在でも南京錠をデザイン的なアクセントとしているブランドもあり、クロエのパディントンなどはその代表といえるでしょう。
エルメス・カデナはその名残として南京錠を単体のアクセサリーにしたわけで、毎年デザインが変わるのが特徴です。
エルメスの熱狂的なファンは年度別のカデナを全てコレクションしているという人もいるようです。
かなり以前から発売されていましたが、1987年からデザインを毎年変えるようになりました。
年度ごとのデザインを紹介しますと、1987年「花火」、1988年「エキゾチズム」、1989年「フランス」、1990年「アウトドア」、1991年「遠い国のエルメス」、1992年「海」、1993年「馬」、1994年「太陽」、1995年「道」、1996年「音楽」、1997年「アフリカ」、1998年「木」、1999年「星」、2000年「新世紀への第一歩」、2001年「地球」、2002年「手」、2003年「地中海」、2004年「ファンタジー」、2005年「大河」、2006年「パリの空気」、2007年「ダンス」、2008年「眩惑のインド」となっています。
毎年、非常に趣向をこらしたデザインで、単に色や柄ではなく、南京錠本体の造形から作られているので、値段もそれぞれ異なりますが、エルメスファンがコレクターになるというのも納得します。
今から全てをコレクションしようと思ってもなかなか困難ではありますが、歴代の特徴的なカデナを古い方から少し紹介してみましょう。
まずは1993年の「馬」ですが、本体全体が神話に出てくるペガサスの形をしていて、U字部分が無ければ鍵には見えず、チャームのようです。
カラーはゴールドでU字部分にエルメスの文字が刻印されています。
1999年は「星」がテーマですが、ブラックメッキ仕上げの流れ星になっていて、ちょっと世紀末風のシリアスな雰囲気になっています。
2004年は「ファンタジー」ということで、ハートの形状の本体にキーが左に埋め込まれた人気のデザインのカデナで、メッセージも彫り込まれています。
仕上げはクロームメッキとスモークシルバーがあったようです。
昨年2008年はエスニックな「眩惑のインド」がテーマでデザインはずばりロータスです。
ロータスとは蓮のことで、真円の本体に家紋のように蓮の葉が彫られています。
カラーはゴールドでちょっと東洋的な荘厳イメージが特徴です。
このように毎年登場するカデナ以外に定番のアイテムがあり、これはシルバー製のものでエルメスの象徴であるHの文字を中心にデザインされおり、カラーリングをした別バージョンも登場しています。
カデナは存在感のあるアクセサリーとしてはまさにぴったりのアイテムと言えるでしょう。