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エルメス(Hermes) 刻印
19世紀からの長い伝統を誇るエルメスですが、全ての工程を一人の職人が手掛けるといわれ、その証としてバーキン、ケリー、オータクロアなどのバッグのクロア(留めベルトの部分)の裏側には、製造年、制作工房名、職人の登録ナンバーが刻印されています。
このバッグを修理、補修する際にはそれぞれ作成した職人にバッグは送られ、一流ブランドとしての責任を持ったアフターサービスを行います。
ここ半世紀の製造年の刻印は1964年がアルファベットの「T」となっており、以後アルファベット順列に従って1970年の「Z」まで続き、1971年からは○付きのアルファベットになっています。
つまり、1971年は○付きの「A」で、1996年は○付きの「Z」が刻印されています。
1997年からは□付きのアルファベットになっていて、2008年製は□付きの「L」となっています。
この刻印はバッグだけではなく財布などにも入っています。
但し、この記号について直営店では一般情報としているわけではないようなので、このブランドのファンとしてのウンチクということにしておいてください。
エルメスは素材についても刻印で表示していることがあり、製品が爬虫類系素材の場合がそれに該当します。
それはエルメスロゴの下などに専用の素材刻印として押されているもので、アルファベットのAのような形だとクロコダイル・ポロサス、●が2つだとクロコダイル・ニロティカス、□マークはアリゲーター、太い横線はリザード(とかげ)という意味となっています。
これを知っておくとちょっと便利かもしれませんね。
又、エルメスロゴの刻印の下などに流れ星を模したマークが入っているものご存じだという人はかなりのエルメス通だと思うのですが、これは通称スターマークと呼ばれていて一般向けの製品には入っておらず、エルメスの関係者などに対して作られた限定品に刻印されているということです。
もしも、このマークが入っている製品をもっているとしたらそれはかなりの希少価値ということになります。
もうひとつ、刻印ではありませんが、そのデザインで製造年はわかる製品がエルメスにはあります。
それはカデナという鍵です。これは昔、バッグの中身が盗難に遭わないように使われたものなのですが、近年ではエルメスのバッグ用のアクセサリーとなっています。
このカデナは、1992年ならペリカン、1993年ならペガサス、というように毎年デザインが変わるのが特徴で、デザインそのものが製造年を表しているのが特徴です。
バッグと同じ年のカデナを付けていたら、知る人ぞ知るレベルの高いおしゃれと言えるかもしれませんね。